平成25年度 全国学力・学習状況調査の結果
ページ更新日:2013年12月6日
この調査は、文部科学省が平成19年度から実施しており、全国の児童生徒の学力や学習・生活の様子を調べるものです。小学校6年生、中学校3年生を対象として、25年度は4月24日に実施されました。瀬戸市は、全小中学校がこの調査に参加しました。
学力調査として、国語と算数・数学の2教科で、主として「知識」に関する問題の「A」と、主として「活用」に関する問題の「B」の2種類の調査が行われました。また、子どもたちの学習の様子、生活の様子などを調べる学習状況調査も行われました。
瀬戸市の状況は、以下のようでした。
小学校
国語
- 「話し手の意図を捉えながら聞き、適切に助言すること」については、良い結果でした。
- 「目的や意図に応じ、必要な内容を適切に書き加えること」については、充実させる必要があります。
算数
- 「基準量と比較量の大きさの割合を理解すること」や「示された式に数値を当てはめて、計算し、計算の結果を基に判断すること」については、良い結果でした。
- 「小数の加法の計算をすること」については課題が見られました。
学習状況調査
- 「朝食を食べていますか」「毎日、同じくらいの時刻に起きていますか」という質問に対して、「している」「どちらかといえば、している」と回答した児童の割合が高く、基本的な生活習慣の定着が図られていると思われます。
- 「自分には、よいところがある」と回答している児童が多くいました。
- 「人の気持ちが分かる人間になりたいと思いますか」という質問に対して、「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた児童が多くいました。
中学校
国語
- 「文の接続に注意し、伝えたい事柄を明確にして書くこと」や「文章の表現の特徴を捉えること」については、良い結果でした。
- 「語句の意味を理解し、文脈の中で適切に使うということ」については、課題が見られました。
数学
- 「回転移動の意味を理解する」や「整式の加法と減法の計算が出来る」については良い結果でした。
- 「関数の意味を理解する」や「証明の方針を立てる」については、やや不十分なところがありました。
学習状況調査
- 「家で、学校の宿題をしている」「家で、授業の予習をしている」と回答した生徒の割合は高いが、「家で、学校の授業の復習をしている」と回答した生徒の割合は低い傾向がありました。
- 「今、住んでいる地域の行事に参加していますか」という質問に対して、「当てはまる」と回答した生徒の割合が低い傾向にありました。
- 「普段の授業では、自分の考えを発表する機会が与えられていると思いますか」という質問に、「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と答えた生徒の割合が高くなっていました。
- 「読書は好き」と回答した生徒の割合が全国と比べて高くなっていました。
このような分析から、瀬戸市全体としての対策を考えるとともに、各学校においてもそれぞれの分析をもとに対策を考え、学力向上に向けて取り組んでいきます。