平成26年度 全国学力・学習状況調査の結果
ページ更新日:2014年12月4日
この調査は、文部科学省が平成19年度から実施しており、全国の児童生徒の学力や学習・生活の様子を調べるものです。小学校6年生、中学校3年生を対象として、26年度は4月22日に実施されました。瀬戸市は、全小中学校がこの調査に参加しました。
学力調査として、国語と算数・数学の2教科で、主として「知識」に関する問題の「A」と、主として「活用」に関する問題の「B」の2種類の調査が行われました。また、子どもたちの学習の様子、生活の様子などを調べる学習状況調査も行われました。
瀬戸市の状況は、以下のようでした。
小学校
国語
- 「目的に応じて,話合いの観点を整理すること」については、良い結果でした。
- 「分かったことや疑問に思ったことを整理し,それらを関係付けながらまとめて書くこと」については、充実させる必要があります。
算数
- 「繰り返されるリズムの規則性(周期)を見いだし,それを基に小節数を求めること」や「示された情報を基に,条件に合う時間を求めること」については、良い結果でした。
- 「減法と乗法の混合した整数の計算をすること」については課題が見られました。
学習状況調査
- 「将来の夢や目標を持っていますか」という質問に対して、「当てはまる」と回答した児童の割合が多い傾向にありました。
- 「家の人と学校での出来事について話をしますか」という質問に対して、「している」「どちらかといえば、している」と回答した児童の割合が多い傾向にありました。
- 「ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことはありますか」という質問で「当てはまる」と回答した児童の割合が多い傾向にありましたが、「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか」という質問に対して「当てはまる」と回答した児童の割合が少ない傾向にありました。
中学校
国語
- 「資料から適切な情報を得て,伝えたい事実や事柄が明確に伝わるように書くこと」や「辞書を活用して,語句の意味を適切に書くこと」については、良い結果でした。
- 「複数の資料から必要な情報を読み取ること」については、課題が見られました。
数学
- 「数量の大小関係を不等式に表すこと」や「比例の関係を式に表すこと」については良い結果でした。
- 「図形の性質を、構想を立てて証明すること」については、やや不十分なところがありました。
学習状況調査
- 「ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがありますか」「自分には、よいところがあると思いますか」という質問に対して、「当てはまる」と回答した生徒の割合が多い傾向にありました。
- 「家で、自分で計画を立てて勉強をしていますか」という質問に対して、「している」「どちらかといえば、している」と回答している生徒の割合が多い傾向にありました。
- 「学校へ行くのは楽しいと思いますか」という質問に対して、「そう思う」と回答した生徒の割合が多い傾向にありました。
- 「学校の規則を守っていますか」という質問に対して「当てはまる」と回答した生徒の割合が多い傾向にありました。
このような分析から、瀬戸市全体としての対策を考えるとともに、各学校においてもそれぞれの分析をもとに対策を考え、学力向上、学習状況の改善に向けて取り組んでいきます。